健康経営優良法人2027に向けて
具体的な推進計画:項目3
3-1-1健康経営を通じて解決したい課題
課題のテーマ:全従業員に対する疾病の発生予防
課題
ヘルスアップ通信簿の結果より、肝機能リスク保有率が31.6%から38.3%へと6.7ポイントの上昇。
考察
アンケート結果から、飲酒量・体重増加・運動習慣などの主要な生活習慣要因では大きな悪化は見られず、従業員の行動変容だけでは今回の上昇を説明しきれないことが分かった。
一方で、全国的に脂肪肝が急増していることを背景に、検査機関における判定の厳格化が進んでおり、従来よりも肝機能リスクとして判定されやすい状況となっている。
このことから、従業員が外部環境の変化に左右されず健康状態を維持するためには、基礎的な生活習慣の改善をより一層進めることが重要な課題であると認識した。
取組
肝機能リスク上昇への対応として、年度開始時点で「定期健康診断を生活習慣病予防検診へ切り替える」ことを計画した。
従来の一般健診では把握しきれない生活習慣リスクを早期に発見し、飲酒・体重・運動・睡眠などの改善支援につなげることを目的としたものである。
計画に基づき、今年度は6月および8月に生活習慣病予防検診の実施を計画、また、面談時に使用する「健康診断に基づく個人指導教育実施用紙」の変更を行い、全従業員の疾病予防に向けた基盤整備を進める。
期初の計画策定時に設定した目標
今年度の計画策定にあたり、肝機能リスク保有率の上昇に加え、他の健康指標についても愛知支部平均と比較して改善の余地があることを確認した。
そこで、生活習慣病関連リスクの低減を重点課題と位置付け、5年後に愛知支部平均水準(2024年度:脂質リスク保有率29.0%、肝機能リスク保有率32.2%)へ近づけることを中長期目標とした。
また、今年度は脂質リスク保有率および肝機能リスク保有率をそれぞれ前年度比2%減とする数値目標を設定した。
期初に計画されていた取組時点での進捗(2026年9月30日時点)
2023-2024年のヘルスアップ通信において、全体的に改善傾向が見られたものの、脂質と肝機能が上昇していた。
脂質は、33.3%⇀35.7%(+2.4ポイント)とやや上昇傾向が見られた。
肝機能は、31.6%⇀38.3%(+6.7ポイント)と大きく上昇していた。
※詳しくは、健康に向けて2026年3月号
期初に計画した「定期健康診断から生活習慣病予防健診への切り替え」については、2026年6月から8月にかけて全従業員を対象に生活習慣病予防健診を実施した。
従来の定期健康診断よりも詳細な検査項目を活用することで、肝機能や脂質などの生活習慣病リスクの把握を進めるとともに、有所見者に対しては結果説明の機会を設け、飲酒、運動、睡眠、食事などの生活習慣改善に向けた個別指導を実施している。
現在は健診結果の集計・分析を進めており、把握した健康課題を基に、生活習慣改善に関する社内周知資料の作成や個別面談などの具体的な施策へ反映する準備を行っている。
これらの取り組みにより、生活習慣病リスクの低減と従業員の健康意識向上を図っている。
3-1-2健康診断の実施(受診率実質100%)
本社及び豊川営業所の活動
- 健診月に2回(土曜日)、健診バス来社。社内報により通知するとともに、どちらかで受診できるように配車組を行う。
- 健診バスの日に受けられない事由が発生した際は、病院で直接受診できるよう健康づくり担当者が予約を行う。
浜松営業所の活動
- 各人の運行スケジュールを元に、健診日を設定し、病院で直接受診。
全営業所
- 健康診断結果とヘルスケア通信簿(集計・分析)などで現状を鑑み、項目など考査。
- ヘルスケア通信簿の結果を毎月発行の「健康に向けて」により、全従業員に周知及び、経営陣へ報告相談。
- 40歳以上の従業員の健康診断データを協会けんぽへ提供(産業医様より直接提供)
- 経営方針発表会(毎年8月)において、再検査の義務化と費用補助の説明を行う(2026年8月より、ストレスチェック提出100%を目指し、健康診断時に提出とした)。
マイシン拡充項目
- 【R1】血液検査追加(白血球数、ヘマトクリット値)
- 【R1】肝機能検査追加(TP、Alb、T-BiL、ALP、A/G比、LDH)
- 【R1】血中脂質検査追加(中性脂肪、総コレステロール)
- 【R1】腎機能検査(BUN、クレアチニン)
- 【R1】痛風検査(尿酸)
- 【R5】HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)
- 【R6】CRP(炎症反応検査)
- 【R7】R7年度に予定していた眼底検査(緑内障)について、病院との相談の結果、健診バスでの実施が難しいとの回答を受け、断念しました。
- 【R8】健康診断は「生活習慣病予防検診」へ変更します。また、ストレスチェックを同時期に行い、心身両面のより詳しい健康を把握することで職場環境の課題を可視化し、改善につなげます。
3-1-3定期健康診断結果、再検査などの方への受診勧奨
ストーリー:健康診断、再検査など受診勧奨
始まり。2021年9月、要精密検査者(D2項目)へ再検査費用上限5,000円補助開始。
その1年前、要精密検査者への面談を終えた総務部の会話が聞こえた。「病院、行ってくれそうにないね」
それまで、再検査のある方は衛生管理者と補助者2名体制で全員面談をしていたが、その後を追えていなかった。ドライバーと話すと、運行に穴をあけ迷惑を掛けたくない思いもあり、言い出しにくい状況になっていることが分かった。自覚症状がない状態のため、費用を出し渋る傾向もあった。
ドライバーとしての気持ちはとても分かるが、健康への不安は取り除くことが、これからの仕事パフォーマンスにも関わり、お客様のためだけでなく、気持ちよく仕事をする自分のためになること諭した。
通院していない人は初診料だけで大きな出費になる。そこで、経営方針に記載し、部長や配車係、事務員、ドライバーすべての従業員に再検査の必要性と補助決定した旨を通達。再検査に行くハードルを下げること、健康経営に向け重要課題であることを周知した。
2022年8月、義務化を宣言。
通院者が増え、初診料がかかる人が減ってきた。新しい取り組みを考える必要がある。
2023年8月、再検査対象者の受診義務化(通院者含む)
血液検査など2回受診が必要な場合は、上限の5,000円に至るまで補助とした。
経営方針発表会(毎年8月)において、義務化と費用補助、面談実施を周知。
※義務化は2023年9月より/費用補助は2022年9月より。
面談について
- 社内の運行管理者または第1種衛生管理者及び補助者の原則2名で面談実施(女性の面談は資格を持った女性事務員が行う)
- 面談日程:TUNAGアプリ(社内イントラネット)により希望日聞き取りの上、実施
- 面談内容:普段の生活から通院・投薬の状況、再検査予定日等聞き取り、再検査報告書発行
費用補助について
- 一次検査費用補助(上限5,000円※レセプト提出・再検査報告書の提出必須)
- 再検査の日程調整は、配車係の協力を得ながら行う。
- 受診勧奨:TUNAGアプリ(社内イントラネット)により個々に実施
労災二次健診について
- NPO法人ヘルスケアネットワーク様と連携し健診結果をチェック
- 対象者がいた場合、本社営業所で受診とし、全員受診することを義務とした。また、特定保健指導も実施も当日行う。
- 日程調整は、健康づくり担当者と配車係により行う。
3-1-3-②がん検診などの任意検査の受診勧奨
ストーリー:脳ドック・がん検査
ストーリー:脳ドック
始まり。2018年9月、「45歳以上の希望者を対象に、3年に1回の脳ドック受診を会社が負担する」そんな通知から、マイシンの脳ドックの取り組みは始まりました。
社長に就任し、人間ドックを受ける中、生活習慣で高血圧、肥満、喫煙などにより脳血管リスクが高まる事実を目にし、従業員が心配になった。肥満、喫煙は45歳以上の方に多く見られたからだ。
2018年9月、3年に1回の受診にて公表。しかし、社内から毎年受診したいと声が上がる。
2019年9月、社内の要望に応え、毎年受診へ変更し、費用の全額会社負担のまま継続するという決断をしました。
2023年9月、40歳以上も脳血管リスクが高まると知り、40歳以上を対象とした。
2024年9月、38歳と範囲を広げる。
2025年9月、35歳とさらに範囲を広げる。
ストーリー:がん検査
始まり。2026年8月、経営方針書・発表会において費用補助で開始することを通達。
背景には、女性ドライバーが27%を超え、女性特有の病気などへの不安へ対応してほしいなどの声が上がりました。
一方で、「男性特有の病気があり、女性だけの検診を会社が支援するのは公平ではない」という意見もありました。そこで、どちらにも偏らず、男女ともに網羅的に検査できるがん検査を探し、公平性と実効性の両立を図る形で導入を決定しました。
費用の設定にあたっては、喫煙者へのインセンティブが大きくなっている現状を踏まえ、非喫煙者にもメリットがある仕組みを軸に設計しました。
- 脳ドック検診(4月から6月実施)
- がん検査(2026年8月より導入)
脳ドック検診
- 【対象者】35歳以上(検診日に入社6ヶ月以上の方)
TUNAGアプリ(社内イントラネット)により希望者を募る(10月頃) - 【費用】全額会社負担
- 【日程】健康づくり担当者による予約(配車係と連携)
- 【周知】経営方針発表会にて説明、経営方針書への記載
- 【機関】本社・豊川営業所:成田記念病院/浜松営業所:浜松PET診断センター
がん検査
- 【対象者】希望者全員
TUNAGアプリ(社内イントラネット)により希望者を募る(9月頃) - 【費用】非喫煙者:11,800円(会社補助5,000円)/喫煙者:13,800円(会社補助3,000円)
- 【注文・配布】健康づくり担当者
- 【周知】経営方針発表会にて説明、経営方針書への記載
- 【機関】N-NOSE
3-1-4ストレスチェックの実施
平成27年12月より50名以上の事業所に義務付けられています。
すべての従業員のためになることなので、豊川営業所と浜松営業所は50名未満ですが、全事業所が行っています。
提出率が35%と低く、分析の信頼性に課題があったため、2025年8月の経営方針発表会において提出率100%を目指し、健康診断時に病院へ直接提出に変更することを、口頭説明および経営方針書明記により周知しました。
職場環境改善について
集団分析において、女性従業員における「同僚の支援」項目のスコアが低い傾向が見られるが、しかしながら女性提出率は35%と低く、分析の信頼性に課題があると判断しました。
まずは、ストレスチェック提出率向上を最優先課題として、改善策を実施する。
職場の人間関係改善に向けた施策
2025年8月に社内イントラネット(TUNAG)を導入し、従来のありがとうカード・改善提案・相談窓口をオンライン化することで、いつでも投稿できる環境を整えました。
また、各運行グループや部署間で自由にチャットルームを作成できるようにし、同僚同士が気軽に相談・助言し合える仕組みを構築しました。
これにより、日常的なコミュニケーションの活性化と、同僚支援の向上を図っています。
実践に向けた土台づくり:項目3-2
3-2-1管理職又は従業員に対する教育機会
従業員向け社内研修実施
| 機関 | 浜松PET診断センター様 |
|---|---|
| テーマ | 医療との付き合い方と脳ドック |
| 社内報 | 2025年11月14日号掲載 |
- 脳ドックについて/毎年35歳以上の希望者全員、全額会社負担で受診しています。
- セミナー満足度アンケート(抜粋)
「医療との付き合い方と脳ドック」セミナー感想
分かりやすさ(5点満点)
- わかりやすく説明していただき、脳ドックの重要性を感じることができました。
- セミナーの時間が短すぎるのでもっとボリュームを増やしてほしい
- 聞きやすかった。
- 今までよりも少しは、知識を付ける事ができました。
- わかりやすかったです
- わかりやすく、今後の自分自身の状況を把握出来る、良い手助けとなりました。
- このようなセミナーがないと知らない情報というのはたくさんあり為になりました。
- とてもわかりやすかったです。
- 検査を考えてみます
管理職向け社内研修
| 機関 | アクサ生命保険株式会社 健康経営エキスパートアドバイザー様 |
|---|---|
| テーマ | メンタルヘルスWEBセミナー |
| 社内報 | 2026年8月12日号掲載 |
社外研修参加
- アルコール関連セミナー
- 睡眠関連セミナー
- とよはし健康宣言セミナー
3-2-2ワークライフバランス実現に向けて
ストーリー:有給休暇
始まり。働き方改革関連法案(2019年4月1日)→年次有給休暇5日間の取得義務化。
良いきっかけとなった。有給を取得する人が偏っていたからだ。
昔気質の人は全く取らない。話をすると取りたくない、何かあったときのために、休んでもすることがないなどが理由だった。罪悪感すら感じている人もいた。
そういった意見には、例えば病気であれば、傷病手当申請や高額医療費請求など手続きは総務が力になること、そもそも有給は健康な時に使用するもので病気の時などで使用するものでない事を説明した。
漠然と取りたくない、することがないという人には、友人やご家族、自分だけの時間などにしてほしいことを話した。
休むことに周囲の理解と協力が必要であると考え、2023年9月には、経営方針書に明確に記載し7日取得推奨を決めた。
有給休暇を積極的に取得し、趣味や家庭と仕事の両立をしやすい環境を作れる手伝いをすることで、活き活きした姿で仕事をしてほしい。
永年勤続休暇
任意のタイミングで取得できる有給の特別休暇制度(法令外の有給休暇)
毎年8月の経営方針発表会で永年勤続表彰を行っています。
- 付与日数:
5年/2日 10年/3日
15年/4日 20・25年/5日 - 使用期限:表彰後の9月1日~翌年8月31日まで
- 使用について:連続取得推奨
【パフォーマンス度】有給平均取得率推移
ドライバーさんのお昼休憩(60分)確認の徹底
運転日報:帰社後の点呼時にデジタルタコグラフによるチェック。
足りない場合は、理由の聞き取り(道路事情や誘導・計算間違いなど)と注意、改善基準告示の再確認等も行う。また、配車係への協力と改善を促す。
仕事と家庭生活の両立に向けた環境づくり
| 事務員 | 残業の事前申告制度導入 休暇台帳兼届出書の導入 |
|---|---|
| ドライバー | 時間外労働時間の削減 各週と月の労働時間(拘束時間・残業時間)を把握し、週ごとに配車係へ報告。 |
3-2-3仕事と育児、介護の両立支援の取り組み
仕事と育児・介護の両立支援に関する基本方針
株式会社マイシンは、従業員一人ひとりが安心して働き続けられる環境づくりこそ、企業の成長につながると考えています。
創業以来掲げてきた「企業は人なり」「社員に愛される企業づくり」という理念は、人生のさまざまな局面に寄り添いながら働く従業員を支える姿勢にも通じるものです。
育児は、新しい命を迎え、生活が広がっていく大切な時期です。一方で介護は、家族の生活を支えながら、突然始まり長期化しやすい負担を伴う時期でもあります。さらに、育児・介護のどちらにもご家族の突発的なケガや急な呼び出し、体調不良など、予測できない出来事が起こり得るという共通点があります。
「家族を守りながら働く」という共通の責任を従業員が担う場面です。
こうした負担を一人で抱え込むことがないよう、当社では厚生労働省の制度を踏まえ、「相談しやすい環境」「職場全体で支える風土」 を整え、育児と介護の両立を支援してまいります。
従業員が安心して力を発揮できることは、企業の力となり、地域社会への貢献にもつながります。これからも、社員とそのご家族に寄り添い、地域に愛される企業を目指して取り組みを進めてまいります。
株式会社マイシン 代表取締役 辻 直樹
健康経営サポートパッケージ/アクサ生命保険株式会社様
お悩み相談のほか、ケアマネージャーや看護師など、専門資格を持つ方が対応していただけます。
他の公的機関相談窓口も、TUNAGアプリ(社内イントラネット)にて紹介。
経営方針発表会(8月)
全社員に向け、介護保険制度の基礎情報と社内制度の説明を行う。
また、TUNAGアプリ(社内イントラネット)に詳しい内容を記載。35歳以上の方には個別に通知。
介護保険制度(健康保険)について
主な内容
- 使う人:介護される本人(家族)
- 条件:40歳以上で要介護認定(40~64歳は特定疾病が原因)
-
40歳になると自動的に資格取得(第2号被保険者)
→40歳になった月から給与にて介護保険料控除スタート(会社が1/2負担) -
受給要件
(ご家族)要介護(要支援)状態が、加齢に起因する疾病による時に。 -
料金
1割(第2号被保険者)。9割は保険者や市町村、被保険者が負担します。 -
利用できる主な介護サービス
各市の地域包括支援センターへ。自宅介護や日帰り施設などを利用・福祉用具のレンタルなど、様々な支援があります。 -
利用するには?
「要介護(要支援)認定」の申請を行い、審査・判定を待ちます。その後、ケアプラン(介護サービス計画)を作成を専門職の方と行い、サービス利用がスタートします。
3-2-4コミュニケーションの促進に向けた取り組み
3-2-5私傷病に関する復職・両立支援の取り組み
仕事と治療の両立支援に関する基本方針
介護は誰にでも起こりうる人生の節目であり、働く人にとって大きな不安となり得ます。
「企業は人なり人づくり」「社員に愛される企業づくり」の理念は、社員の皆さんの人生を支え続けることに通じるものです。
介護と仕事の両立は、本人だけでなく職場全体の不安につながることがあります。だからこそ会社が制度と理解の両面から支えることが重要です。
厚生労働省が定める介護休業制度・両立支援制度を踏まえ、「相談しやすい環境づくり」「職場全体で支える風土」を進めることで、社員の皆様とご家族に寄り添い安心して働き続けられる職場を目指します。
株式会社マイシン 代表取締役 辻 直樹
定期的な面談実施
- 必要に応じ、本人と一緒に担当医様と面談を行う。
支援体制・計画整備
3-2-7高年齢従業員の健康や体力の状況に応じた取り組み
高年齢従業員(60歳以上)の方へは、本人の状況を踏まえた働き方を策定しています。
- 例①配置転換・勤務内容変更(ドライバーさん→倉庫業務や事務所勤務)
- 例②リハビリなどの日や時間を考慮した勤務へ変更
- 例③休日の変更(土日水曜休みなど)
項目3-3
3-3-1保健指導の実施、特定保健指導実施機会提供
- 協会けんぽの保健指導(保健師・栄養士による)を活用。
- 指導対象者にご希望の面談方法を伺い実施(予約など行う)
- 有所見者全員面談義務:
日常生活面や健康管理、再検査義務と費用補助について説明を行い、検査結果の報告を紙面により提出をお願いする。 - 配車の方へ再検査に行けるよう日程調整のお願いも本人の都合を聞き取りのうえ行う。
- 産業医病院に赴き面談
- 任意の場所での面談
- WEB面談(社内PC使用許可)
(特定保健指導の利用勧奨担当者 総務部 福井 稚子)
3-3-2食生活の改善に向けた取り組み
ストーリー:健康関連飲料の配布
社員の健康を守る、冷たい一杯の思いやり
―社内自販機による熱中症対策、2年目の歩み―
2023年夏、猛暑が続く中、社員の健康を守るために、社内自販機の熱中症対策ドリンク価格を一律100円に設定する取り組みが始まりました。
通常価格との差額は会社が負担。小さな一杯に、大きな思いやりを込めたこの施策は、今年で2年目を迎えました。
「ありがたい」の声が、続いています
導入当初から「気軽にスポーツドリンクなどを補給できてありがたい」といった声が社内で聞かれるようになりました。
特にドライバーさんにとって、手軽に冷たい飲み物が手に入ることは、ちょっとした安心につながっています。
社内自販機(夏季対策含む)
麦茶や熱中症対策飲料を100円へ(販売価格との差額会社負担)。
「あすけん」提供
食生活改善に向けたアプリ「あすけん」提供(アクサ生命 健康経営サポートパッケージ)。
カロリー計算・14種類の栄養素グラフ・管理栄養士監修のアドバイスが届くAI食事管理アプリです。
3-3-3運動機会の増進に向けた取り組み
プライベートでの運動不足の解消+健康知識でヘルスリテラシーの向上を図る。
- 2023年4月:自転車通勤推奨紙面配布(健康に向けて2023年4月号)
- 2026年4月:運動習慣定着のため、自転車通勤推奨紙面配布(健康に向けて2026年4月号)
- 運動機会の増進アプリ「WEBGYMサポート」(アクサ生命 健康経営サポートパッケージ)
※職場や自宅で手軽に実践できるエクササイズを提供 - 朝礼・地域清掃時、ラジオ体操実施(全事業所)
- 職場内に運動器具設置
3-3-4長時間労働の予防と事後対応
労働環境を踏まえ、長時間労働者が発生した場合(管理職含む)の長時間労働者に対する具体的な対策。
- 上司や管理部(運行管理者・第1種衛生管理者)による本人面談
- 業務負荷の見直し
- 勤務時間の制限
- 各週と月の労働時間(拘束時間・残業時間)を把握し、週ごとに配車係へ報告。月2回、安全衛生会議を実施
- 労働者本人に、当該時間を通知し面接を実施
| 2025年度 | 平均月間所定外労働時間 | 15時間 |
|---|
- 所定労働時間が複数ある場合は多数の正社員(ドライバー)
- 裁量労働制などのみなし労働時間制の場合も、みなし労働時間ではなく勤務実績から所定労働時間を引いた時間
3-3-5心の健康保持・増進に関する取り組み
3-3-6感染症予防に関する取り組み
ストーリー:インフルエンザ
始まり。2014年11月、インフルエンザ予防接種 会社負担(従業員対象)。
2013年冬。インフルエンザの猛威が社内にも広がり始めた。
配車係も点呼を行う管理部もドライバーもみな、咳やくしゃみを避けるように気を配り、マスクを着用し予防に努める。
手洗いやうがいの徹底を呼び掛け合い、日常生活の一部となっていたが、従業員が次々とインフルエンザにかかり、商品が届かない事態になる一歩手前まで来てしまった。
この時、代表の辻は社員の健康が企業の安定と成長に直結していると考えるきっかけとなった。
今では、従業員だけでなく、2018年冬にはお子様、2019年冬からはその扶養家族全員の費用を補助している。
子育て世代のほとんどが看病でお休みを取らざるを得ない事態だったことを受け、範囲を拡大していった。
3-3-7喫煙率低下に向けた取り組み
ストーリー:たばこ
始まり。辻社長の禁煙成功
社長に就任し、会長と外部講習やセミナーなどへ参加が増え、さまざまな業種の方との交流が増える中、ふと周りを見回すと、たばこを嗜む人が少ないことが分かった。
この業界はたばこを吸っていることが当たり前になっていることが急に恐ろしくなった。このことが長年の喫煙習慣を断つ決意を固めるきっかけとなった。
初めの数日は苦しい戦いだった。習慣を変えるのは容易ではなく、手持ち無沙汰になる瞬間が多く、何度も誘惑に駆られた。そんな時、支えになったのは、家族への宣言だった。
新たな趣味としてジムへ通うようになった。初めてのランニングは息が切れるばかりだったが、日に日に体が慣れてくるとたばこへの欲求も少しずつ減り、新鮮な空気をいっぱいに吸い込むと体の中から健康がよみがえる感覚が心地よかった。
禁煙から半年ほど。禁煙習慣を断ち切ることに成功し、健康な生活を取り戻した。新たな趣味や習慣を通じて、日常が以前よりも充実したものとなった。
2017年、屋外喫煙所設置を決めた。
不思議なことに、事務所内はもともと禁煙で、建物内で吸う者はおらず、ヤニの跡もない。今までは事務所とは離れてはいるものの休憩室が社内唯一の喫煙場所となり、たばこを吸う一部のドライバーのたまり場となっていた。コミュニケーションの一部であることを考慮し、全面撤廃はしなかった。そのためか喫煙率低下には寄与しなかった。
2018年9月、トラックキャビン禁煙と禁煙外来費用会社負担を宣言。
運んでいる商品の特性上、段ボールが多く使われていたため、荷台は当然に禁煙だったが、狭いキャビン内で喫煙するとにおいが衣服に染み付き、商品の箱に移るなどし、受け取り手である顧客に不快感を与え、製造している会社様のイメージの低下を招いてしまうことが懸念されたために、踏み切った。
しかしながら、愛煙家の役職者から待ったがかかった。ドライバーが辞めてしまう。そんな懸念があったからだ。そのため、停車中の電子たばこのみの許可を出さざるを得なかった。
2022年2月、紙たばこ廃止。
2022年2月には、紙たばこも禁止し、屋外喫煙所も電子たばこのみである。同年11月には、事務職員の禁煙時間の制限を行った。
ドライバーは休憩時間の取り方に決まりがあり、喫煙ができる回数は少ない。しかし、事務職員はいつでも喫煙所を使用できた。役職者の中でたばこを吸わない管理部部長がこれに疑問を呈したのがきっかけだった。
禁煙外来で禁煙に成功したのは今のところ1人だが、健康診断後の面談で本数が減っていたり、軽いものにしていたり、やめることを考えている人もいることが分かっている。しかし、絶対やめない。たばこ代がもっと上がれば考える人などもいる。嗜好品であることもあり難しい問題である。
2024年、禁煙ガムの配布。
日本医師会のHP:禁煙は愛にある、「ニコチン依存症という病気」を見て、禁煙外来だけでなくもっと禁煙を身近にする必要があると考え、禁煙ガムの配布の検討に入った。非喫煙者にインセンティブがないため、費用をかけるのはためらったが、希望者のみの形で許可することになった。
計画
- 禁煙外来に係る費用について、全額会社負担
- 喫煙所に健康被害などの掲示
- 社内報「健康に向けて」へ喫煙による健康への影響などの記事発行
- 禁煙ルール「トラック内の禁煙」違反者は、乗車禁止措置
- 世界禁煙デー
- 指定喫煙所に将来への影響を含めた内容の掲示
- 事務所喫煙者は、時間制限設定
- 指定喫煙所、電子たばこのみOK(紙たばこNG)
- 禁煙ガム/禁煙パッチ希望者への配布
→狙い:禁煙外来の通院ハードルを下げるために、まずは自分で禁煙にチャレンジできるようにする。









